カナダ当局、ファーウェイ副会長の保釈を認める
- 2018年12月12日
- 海外携帯電話
カナダ当局は中国のHuawei Technologies (華為技術)の幹部の保釈を認める決定を下したことが分かった。
カナダ司法省(Department of Justice Canada)は2018年12月1日に米国政府の要請に基づきカナダのバンクーバーでHuawei Technologiesの孟晩舟容疑者を逮捕していた。
Huawei Technologiesの発表によるとカナダ当局は孟晩舟容疑者の釈放に合意したという。
孟晩舟容疑者は保釈金として1,000万カナダドル(約8億4,821万円)を支払い、逃亡防止のため追跡装置の装着、旅券の押収、夜間の外出禁止などが義務付けられる模様である。
なお、孟晩舟容疑者は少なくとも中国の旅券を4通、香港特別行政区の旅券を3通、合計で7通を所持して使い分けていたとされている。
Huawei Technologiesは声明を通じて改めて国際連合(United Nations)、米国、欧州連合(European Union)の輸出管理や制裁措置に関連した法制度と規制を含めて、Huawei Technologiesが事業を行うすべての国と地域の法制度と規制を遵守していると表明した。
孟晩舟容疑者はHuawei Technologiesの創業者のひとりでHuawei Technologiesの董事のひとりである任正非の娘で、逮捕の時点ではHuawei Technologiesで副董事長および最高財務責任者(CFO)を務める。
中国の湖北省の省都・武漢市にある華中科技大学を卒業後、1993年からHuawei Technologiesで勤務を開始し、Huawei Technologiesの国際会計部総監、Huawei Technologiesの香港特別行政区法人であるHuawei International (香港華為國際)の主席財務官および帳務管理部総裁を歴任した。
なお、董事は取締役に相当し、副董事長は副会長に相当する。
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