中国スマホのGIONEE、信用喪失被執行者名簿に掲載
- 2018年12月19日
- 海外携帯電話
中国のGionee Communication Equipment (深圳市金立通信設備)は信用喪失被執行者名簿に掲載されたことが分かった。
深圳市福田区人民法院および広東省深圳市中級人民法院はGionee Communication Equipmentを信用喪失被執行者名簿に掲載した。
中国では民事訴訟法の規定で被執行者が履行能力があるにもかかわらず、発効した法律文書で命じられた義務の履行を拒否し、特定の状況に該当する場合は、人民法院は被執行者を信用喪失被執行者名簿に掲載して一般に公開し、信用面での処罰を与えると定めている。
なお、被執行者は法人または自然人を問わない。
Gionee Communication Equipmentは信用喪失被執行者名簿に掲載される条件を満たしてしまい、信用が失墜した被執行者として公表されることになった。
過去にGionee Communication Equipmentはグローバルにおけるスマートフォンの売上高でトップ10に入ったほか、中国では出荷台数ベースでトップ5に入ることもあり、中国を中心としてグローバルでスマートフォンを展開してきた。
2016年にはスマートフォンの販売台数が4,000万台を突破したが、2017年には3,000万台程度まで落ち込んだ。
これまでより厳しい経営状況が伝えられており、従業員に対する給与の遅配やサプライヤに対する支払いの延滞が分かっていた。
また、日本の会社更生法の適用に近い破産重整の手続きを行い、再建計画を策定して事業の継続を前提として再建に向けて取り組む模様である。
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