Telia CompanyがカザフスタンのKcellを売却完了
- 2018年12月29日
- 海外携帯電話
スウェーデンのTelia Companyはカザフスタンの移動体通信事業者(MNO)であるKcellの売却を完了したと発表した。
Telia CompanyはKcellの売却に先立ち、カザフスタンのKazakhtelecomとKcellの売買に関して合意していた。
Telia CompanyはKcellの株式の24%を、またオランダのFintur Holdingsを通じて保有するKcellの株式の51%をKazakhtelecomに売却しており、取引額は4億4,600万米ドル(約495億円)である。
なお、Telia CompanyはFintur Holdingsの株式の58.55%を保有しており、合計でKcellの株式の53.8605%を保有していたが、そのすべてをKazakhtelecomに売却したため、Kcellとの資本関係は解消した。
Kazakhtelecomはカザフスタンの政府系ファンドであるFNP Samruk-Kazynaが株式の51%を保有しており、カザフスタン政府系の企業となっている。
これまでに、Telia Companyは北欧諸国とバルト三国に集中する戦略を発表しており、2015年9月にユーラシア大陸の7ヶ国、具体的にはネパール、タジキスタン、カザフスタン、ウズベキスタン、ジョージア、モルドバ、アゼルバイジャンの移動体通信事業から撤退する方針を明らかにした。
すでにネパール、タジキスタン、ジョージア、アゼルバイジャン、ウズベキスタンの移動体通信事業からは撤退を完了しており、ようやくカザフスタンの移動体通信事業からも撤退できたため、残りはモルドバのみである。
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