HTCが2019年1月の月間売上高を発表、7割減でついに上場後最低に
- 2019年02月14日
- 海外携帯電話
台湾のHTC (宏達国際電子)は2019年2月14日付けで2019年1月の月間売上高を発表した。
2019年1月の月間売上高は前年同期比70.46%減、前月比25.63%減の10億600万台湾ドル(約36億2,289万円)となった。
前年同期比で7割超と大幅な減収を記録した。
また、台湾証券取引所に上場した2002年3月以降の月間売上高としては、これまで2003年5月に記録した11億3,000万台湾ドル(約40億6,945万円)が最低であったが、2019年1月はついに2003年5月を下回り、上場後の最低記録を更新したことになる。
全盛期の2011年9月には月間売上高が453億8,800万台湾ドル(約1,634億5,522万円)に達したが、2019年1月はピークのわずか2.22%にとどまる。
業績の悪化は主にスマートフォンの販売不振が大きく影響しており、製造機能の需要縮小を受けて2018年には製造部門で大幅な人員削減にも踏み切った。
VR (仮想現実)事業の強化も推進しているが、中核事業であるスマートフォン事業の不振を補えていない。
近年は慢性的に経営状況が悪化しているHTCであるが、2019年は極めて厳しいスタートとなった模様である。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。