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韓国のSK Telecom、2019年末にCDMA2000を終了へ



韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは2019年12月末までにCDMA2000方式を終了する方針を発表した。

SK Telecom向けのCDMA2000方式に対応した携帯端末は製造を終了し、CDMA2000方式の加入件数は2018年12月時点で約91万件と大幅に減少している。

また、CDMA2000方式の通信機器は老朽化が進んでおり、通信機器の更新も行わない方針である。

LTE方式やNR方式が中心となる時代にCDMA2000方式の通信設備を維持し、CDMA2000方式のサービスを正常に提供を続けることは困難と判断したという。

CDMA2000方式の通信設備の維持は加入件数やコストを考慮するともはや事業的に非効率であり、SK Telecomとしては早期にCDMA2000方式の終了を望んでいる。

SK TelecomはCDMA2000方式を終了する目標の時期を2019年12月末に設定し、CDMA2000方式の加入者が円滑かつ早期にLTE方式やW-CDMA方式に移行できるよう2019年2月21日よりサービス移行支援プログラムを実施した。

サービス移行支援プログラムでは30,000万韓国ウォン(約29,000円)の端末購入支援金の提供および24ヶ月にわたり月額料金から10,000韓国ウォン(約980円)を割引するオプションと、24ヶ月にわたり月額料金の70%を割引するオプションの2種類用意している。

300,000韓国ウォンの端末購入支援金の提供および24ヶ月にわたり月額料金から10,000韓国ウォンを割引するオプションを選択すると、300,000韓国ウォン以下の携帯端末であれば無料となる。

また、大容量のデータ通信を使えるプランなど月額料金が高額な料金プランを利用したい場合は、合計の割引額としては24ヶ月にわたり月額料金の70%を割引するオプションの方が割引額が大きい。

各種福祉割引なども重複して適用できる。

SK Telecomは顧客の用途などによって適したオプションを選択できると案内している。

また、解約や他社への移行などでSK Telecomとの契約を終了する場合も違約金などを免除し、円滑にCDMA2000方式の契約を終了できるよう支援する。

なお、CDMA2000方式の終了は韓国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)より承認を受ける必要がある。

SK Telecom

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