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米国向けSamsung Galaxy S10 5GとなるSM-G977UがFCC通過、ミリ波の5G NRに対応



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のNR/LTE/W-CDMA/CDMA2000/GSM端末「SM-G977U」が2019年4月5日付けで連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)を通過した。

FCC IDはA3LSMG977U。

モバイルネットワークはNR (TDD) 28000(n261) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2300(B30)/1900(B2)/ 1700(B4/B66)/850(B5)/ 800(B26)/700(B12/B13/B14) MHz, LTE (TDD) 3600(B48)/2600(B38)/2500(B41) MHz, W-CDMA 1900(II)/1700(IV)/850(V) MHz, CDMA2000 1900(BC1)/800(BC0) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、NFC、無線充電の周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/axに対応し、2.4GHz帯に加えて5GHz帯も利用できる。

SM-G977UはSamsung Galaxy S10 5Gの型番のひとつである。

少なくとも米国の移動体通信事業者(MNO)でVerizon Wirelessとして事業を行うCellco Partnershipが取り扱い、遅れてCellco Partnershipのネットワークを利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)も取り扱う可能性がある。

標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応しており、周波数はミリ波(mmWave)のNR (TDD) 28000(n261) MHzとなる。

NR方式はLTE方式と連携するノンスタンドアローン(NSA)に対応するため、NR方式の利用にはアンカーバンドとなるLTE方式への常時接続が前提となり、LTE方式とNR方式のデュアルコネクティビティ(EN-DC)が有効時にNR方式を利用できる。

アンカーバンドとしてはLTE (FDD) 1900(B2)/1700(B4/B66)/ 850(B5)/700(B13) MHzが機能する。

なお、LTE方式ではLTE DL Category 19に対応しており、通信速度は下り最大1.6Gbpsとなる。

FCCではラベルが公開されている。


FCC

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