HTCが2019年3月の月間売上高を発表、前年同期比で半減
- 2019年04月08日
- 海外携帯電話
台湾のHTC (宏達国際電子)は2019年4月8日付けで2019年3月の月間売上高を発表した。
2019年3月の月間売上高は前年同期比52.64%減、前月比109.98%増の13億1,300万台湾ドル(約47億4,512万円)となった。
台湾証券取引所に上場した2002年3月以降の月間売上高として過去最低記録を更新した2019年2月よりは増加したが、前年同期比で5割超の大幅な減収を記録している。
全盛期の2011年9月には月間売上高が453億8,800万台湾ドル(約1,640億2,996万円)に達しており、2019年3月はピーク時のわずか2.89%にとどまる。
また、2019年3月までの2019年の累計売上高は前年同期比66.51%減の29億4,400万台湾ドル(約106億3,947万円)となった。
業績悪化は主にスマートフォンの販売不振が影響している。
スマートフォンの製造機能の需要縮小を受けて2018年には製造部門で大幅な人員削減にも踏み切り、コスト削減の取り組みを進めている。
HTCはスマートフォン事業のほかにVR (仮想現実)事業の強化も推進しているが、VR事業は中核事業であるスマートフォン事業の不振を補えるほどの規模には達していない。
近年は慢性的に経営状況が厳しいHTCであるが、2019年も低調な状況が続いている。
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