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ARMがファーウェイと取引停止、ハイシリコンのKirinに影響も



SoftBank Groupの子会社で英国のArm Holdingsは中国のHuawei Technologies (華為技術)およびその子会社と取引を停止することが外国メディアの報道で分かった。

BBCが入手した社内文書によると、Arm Holdingsは米国の規制を順守するため、Huawei Technologiesおよびその子会社とのすべての有効な契約、サポートの資格、保留中の契約を停止するよう従業員に指示したという。

Arm Holdingsが販売するライセンスには米国原産の技術が含まれており、これを理由にHuawei Technologiesおよびその子会社との取引を停止すると伝えられている。

Huawei Technologiesやその関係会社などは米国政府より制裁措置を受けており、米国の政府機関である商務省(Department of Commerce:DOC)傘下の産業安全保障局(Bureau of Industry and Security:BIS)よりEntity Listに追加された。

Entity Listの指定を受けた者と個人や事業体を含む米国人または外国人が特定の米国原産の物品や技術などを取引する場合、産業安全保障局より発行されライセンスの取得が必要となるが、ライセンスの発行は原則として拒否される。

また、価値ベースで一定以上の米国原産の物品や技術などを含む製品なども米国原産品とみなされるため、Arm Holdingsはこの点を考慮した模様である。

Arm Holdings傘下の事業会社であるArmが設計およびライセンスを供与するArmアーキテクチャは携帯端末向けCPUのアーキテクチャとして幅広く採用されており、Huawei Technologiesの子会社で中国のHiSilicon Technologies (深圳市海思半導体)が販売するKirinも例外ではない。

そもそもHiSilicon Technologies自体もEntity Listに指定されており、Arm HoldingsがHuawei TechnologiesやHiSilicon Technologiesとの取引を中断すれば、Huawei TechnologiesとしてはKirinの調達さえも困難となる。

HiSilicon Technologiesは制裁措置を受けて、オープンソースアーキテクチャのRISC-Vを採用するとの見方も出ている。

BBC

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