楽天モバイル、HUAWEI P30 liteの発売を延期
- 2019年05月22日
- Rakuten-総合
Rakuten (楽天)の完全子会社であるRakuten Mobile (楽天モバイル)は中国のHuawei Technologies (華為技術)製のスマートフォン「HUAWEI P30 lite」の発売を延期すると明らかにした。
当初、Rakuten Mobileは2019年5月24日にHUAWEI P30 liteの販売を開始すると発表していたが、発売の延期を決定した。
延期後の発売時期は未定と案内している。
また、2019年5月21日からはオンラインでHUAWEI P30 liteの予約も受け付けていたが、予約の受け付けも停止したという。
Huawei Technologiesやその日本法人のHuawei Technologies Japan (華為技術日本)などは米国政府より制裁措置を受けており、米国の政府機関である商務省(Department of Commerce:DOC)傘下の産業安全保障局(Bureau of Industry and Security:BIS)よりEntity Listに追加された。
Entity Listの指定を受けた者と個人や事業体を含む米国人または外国人が特定の米国原産の物品や技術などを取引する場合、産業安全保障局より発行されたライセンスの取得が求められる。
ただ、ライセンスの発行は原則として拒否されるため、Entity Listの指定を受けた者は特定の米国原産の物品や技術などの取り扱いが困難になると予想される。
Entity Listの指定を受けて、Huawei Technologiesが展開するスマートフォン事業を含む各事業への影響が懸念されている。
Huawei Technologiesのスマートフォンもサポートやサービスの提供で影響を受ける可能性があり、Rakuten Mobileは影響範囲の精査と確定が必要なことから、発売を延期する判断を下したと思われる。
なお、Rakuten MobileはNTT DOCOMOやKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)のネットワークを利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)として展開しているが、2019年10月には移動体通信事業者(MNO)として新規参入する予定である。
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