楽天モバイルが名古屋市に基地局を開設、東海地方で1局目
- 2019年06月29日
- Rakuten-総合
Rakuten (楽天)の完全子会社で移動体通信事業者(MNO)として新規参入するRakuten Mobile (楽天モバイル)は愛知県名古屋市で基地局を開設したことが判明した。
Rakuten Mobileは2019年1月23日付けで総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の近畿総合通信局、東海総合通信局、関東総合通信局より1.7GHz帯の周波数を利用した第4世代移動通信システム(4G)に係る無線局の包括免許を受領している。
なお、包括免許は個別の無線局ごとに免許を取得する必要なく、1の免許で同一形式の複数の無線局を開設できる免許である。
Rakuten Mobileは近畿総合通信局、東海総合通信局、関東総合通信局より特定無線局の包括免許を受領したため、近畿総合通信局管内、東海総合通信局管内、関東総合通信局管内では特定基地局から電波を発射することができる。
包括免許の情報は総務省が運営する電波利用ホームページで公開されており、Rakuten Mobileが取得した包括免許の情報を確認すると、備考欄に基地局の開設局数が記載されている。
2019年6月29日までに包括免許の備考欄が更新されており、Rakuten Mobileが東海総合通信局管内で1局目の基地局を開設したことが判明した。
基地局の開設場所は名古屋市熱田区である。
包括免許の情報は反映が遅い場合もあり、備考欄に記載された局数より多くの基地局を開設している可能性も考えられるが、Rakuten Mobileは2019年6月29日までに少なくとも近畿総合通信局管内では3局、関東総合通信局管内では87局を開設していることが分かっている。
Rakuten Mobileは2019年10月に移動体通信事業者として新規参入する予定で、商用化に向けて東名阪地域から基地局の整備を進めている。
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