ネパールのChaudhary GroupがLTE導入に向けファーウェイと契約
- 2019年08月14日
- 海外携帯電話
ネパールの複合企業であるChaudhary GroupはLTE方式の導入に向けて中国のHuawei Technologies (華為技術)と契約を締結したことが外国メディアの報道で分かった。
Chaudhary Groupの幹部が明らかにしており、LTE方式を導入するためにHuawei Technologiesと約1億米ドル相当の契約を締結したという。
これにより、Chaudhary GroupはHuawei Technologiesより通信設備を調達してLTEネットワークを構築することになる。
LTEネットワークを展開するために2億5,000万米ドルの投資を計画しているという。
音声通話も提供する方針ではあるが、データ通信、オンライン決済、その他のサービスに重点を置く方針を示している。
トルコのTurkcell Iletisim Hizmetleriの完全子会社でウクライナの移動体通信事業者(MNO)であるlifecellと技術的な支援の契約を締結しており、lifecellの支援を受けてLTEネットワークを構築する見込み。
Chaudhary Groupは傘下のCG Telecomがネパールの移動体通信事業者であるSTM Telecom Sancharを買収して移動体通信事業に参入した。
STM Telecom Sancharは社名をC. G. Communicationsに変更し、ブランド名をGramintelとして展開している。
ただ、C. G. Communicationsはライセンスの都合上からSTM Telecom Sancharの時代より農村部に限定して移動体通信事業を展開しており、ネパールで最も小規模な移動体通信事業者で、加入件数ベースの占有率は1%にも満たない。
都市部も含めて広域に移動体通信事業を行えるライセンスを申請しており、事業範囲をネパール全土に拡大する方針である。
ネパールの隣国のインドではReliance Industriesが子会社のReliance Jio Infocommを通じて移動体通信事業に新規参入して急成長しており、Reliance Jio Infocommがインドの移動体通信分野に大きな変化をもたらしたように、ネパールではC. G. Communicationsがその役割を果たせるよう狙うという。
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