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タイのdtacが2019年Q2の業績を発表



dtacのブランドで展開するタイのTotal Access Communicationは2019年第2四半期の業績を発表した。

2019年第2四半期の連結売上高は前年同期比8.0%増の202億5,500万タイバーツ(約708億円)、EBITDAは前年同期比13.3%減の65億6,900万タイバーツ(約230億円)、EBITDAマージンは前年同期比8.0ポイント減の32.4%、親会社の所有者に帰属する当期純利益は前年同期比845.2%増の16億9,500万タイバーツ(約59億円)となった。

前年同期比で増収増益を達成したことになる。

2019年第2四半期末時点の事業データも公開されている。

移動体通信サービスの加入件数はTotal Access Communicationのポストペイド契約が前年同期比100%減の0件、プリペイド契約が前年同期比100%減の0件、dtac TriNetのポストペイド契約が前年同期比11.3%増の630万4,000件、プリペイド契約が前年同期比8.0%減の1,432万9,000件となった。

すべての加入件数の合計は前年同期比4.5%減の2,063万2,000件となり、加入件数は減少傾向が続いた。

なお、Total Acess Communicationはタイの移動体通信事業者(MNO)であるCAT Telecomとの周波数の借用契約に基づいてサービスを提供していたが、すでにTotal Acess Communicationとしてはサービスの提供を終了したため、加入件数は0件である。

dtac TriNetはTotal Access Communicationの子会社で、周波数の利用免許をdtac TriNetが直接的に取得してサービスを提供しており、Total Access Communicationによるdtac TriNetに対する持分比率は99.99%となっている。

移動体通信サービスの加入件数のうち、ポストペイド契約の比率は30.55%、プリペイド契約の比率は69.45%となった。

全体の加入件数が減少する中でポストペイド契約は増加しており、ポストペイド契約の比率は上昇傾向にある。

2019年第2四半期に限定したタイバーツ(THB)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド契約が前年同期比0.9%減の551タイバーツ(約1,927円)、プリペイド契約が前年同期比7.0%減の142タイバーツ(約497円)、ポストペイド契約とプリペイド契約の総合が前年同期比1.2%増の258タイバーツ(約902円)となった。

ARPUはポストペイド契約もプリペイド契約も低下傾向にあるが、よりARPUが高いポストペイド契約の比率が上昇したため、全体のARPUは上昇した。

なお、Total Access CommunicationはノルウェーのTelenorの子会社で、Telenorによる経済的持分は間接的に65.02%である。

dtac

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