カタールのVodafone Qatarが5Gサービスを商用化
- 2019年08月27日
- 海外携帯電話
カタールの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Qatarは第5世代移動通信システム(5G)サービスを商用化した。
これまで、Vodafone QatarはVodafone GigaHome 5G Classicとして固定通信用途で5Gサービスの無料体験を実施していたが、2019年8月25日より移動体通信用途で5Gサービスを提供している。
5Gサービスに対応したスマートフォンであれば、自動的に5Gサービスへアクセスできるようになる。
Vodafone Qatarは5Gサービスに対応したスマートフォンとして中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI Mate 20 X (5G) (EVR-N29)および中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のスマートフォンXiaomi Mi MIX 3 5G (M1810E5GG)を取り扱う。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を採用する。
NR方式にはスタンドアローン(SA)構成とノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されているが、Vodafone Qatarはノンスタンドアローン構成を導入している。
周波数は3.5GHz帯を使用しており、NR Bandはn78となる。
Vodafone QatarはVodafoneのブランド名で展開しているが、Vodafoneのブランド名を所有する英国のVodafone Groupとは資本関係を解消した。
最大の株主はカタール政府が出資する同国のQatar Foundation (カタール財団)で、持分比率は45%である。
Vodafone QatarはVodafone Groupと資本関係の解消と同時にブランドパートナー契約を締結し、ブランドパートナー契約に基づいてVodafone Groupとの資本関係を解消後もVodafoneのブランドを継続している。
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