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インドのJioが1位に、商用化から3年足らず



インドのReliance Industriesの子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるReliance Jio Infocommはインドにおける移動体通信サービスの加入件数で1位となったことが分かった。

Reliance Industriesは2019年第2四半期の業績発表会において、Reliance Jio Infocommの加入件数は2019年第2四半期末時点で3億3,130万件に増加したと明らかにした。

一方、これまでインドで1位であったVodafone Ideaは2019年第2四半期の業績発表会に合わせて声明を発表しており、加入件数は2019年第2四半期末時点で3億2,000万件に減少したと説明した。

これにより、加入件数でReliance Jio InfocommがVodafone Ideaを逆転し、Reliance Jio Infocommがインドで最大の移動体通信事業者となった。

当初、Reliance Jio Infocommは2015年末までに移動体通信サービスを商用化する計画であったが、大幅に延期して2016年9月5日に商用化しており、商用化から3年足らずでトップまで上り詰めた。

Reliance Jio Infocommはすべてのテレコムサークルを営業区域として早期より全土でLTE方式を導入するなど、全土で高速通信できるネットワークとして優位性を確立し、そのうえで格安の携帯端末を投入して期間限定で移動体通信サービスを無料化することで、多くの顧客を集めた。

これにより、価格競争が激化してほかのインドの移動体通信事業者は業績が悪化して統合や撤退が相次ぎ、高速通信できるネットワークの整備に遅れも見られた。

Reliance Jio Infocommを除いたインドの移動体通信事業者が苦戦する中で、Reliance Jio Infocommは新規参入から2年以上が経過後も月間純増数は700万件から1,000万件を維持し、業績もひとり勝ちの状態で加入件数を伸ばし続けた。

なお、世界では中国のChina United Network Communications Group (中国聯合網絡通信集団)の3億2,440万件、中国のChina Telecom (中国電信)の3億2,348万件を上回り、中国のChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)の9億3,505万件に次いでReliance Jio Infocommが2位となった。

Reliance Industries
Vodafone Idea

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