ベトナムのVietnamobileがMNPの停止を要請、顧客流出が続く
- 2019年08月16日
- 海外携帯電話
ベトナムの移動体通信事業者(MNO)であるVietnamobile Telecommunicationsは携帯電話の番号ポータビリティ(MNP)の停止を要請したことが分かった。
Vietnamobile Telecommunicationsはベトナムの政府機関で電気通信分野などの規制を司る情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)に対して番号ポータビリティの停止を要請したという。
ベトナムでは2018年11月16日に番号ポータビリティを導入しており、その当初はViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Group、VNPT VinaPhone Corporation、MobiFone Corporationのポストペイド契約を転出元および転入先の対象としていた。
2019年1月1日からは各社のプリペイド契約に加えて、Vietnamobile Telecommunicationsも番号ポータビリティの転出元および転入先の対象に追加された。
しかし、ベトナムでは5社の移動体通信事業者のうち加入件数の占有率はViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Group、VNPT VinaPhone Corporation、MobiFone Corporationの大手3社で95%以上を占める状況で、Vietnamobile TelecommunicationsとGlobal Telecommunications Corporationは合計でも5%未満となっている。
なお、ベトナムで最も小規模な移動体通信事業者であるGlobal Telecommunications Corporationは占有率が1%未満にとどまり、番号ポータビリティの対象ではない。
番号ポータビリティの対象の4社のうち、唯一の大手3社ではないVietnamobile Telecommunicationsは番号ポータビリティによる加入者の減少が続いており、さらなる加入者の減少を懸念して番号ポータビリティの停止を情報通信省に要請した模様である。
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