豪州のOptusが5Gサービスの加入受付を開始
- 2019年08月29日
- 海外携帯電話
豪州のSingtel Optusの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるOptus Mobileは第5世代移動通信システム(5G)サービスの加入の受け付けを開始した。
固定通信用途で提供する5G Home Broadbandの加入を受け付けている。
5G Home Broadbandでは対応端末としてフィンランドのNokiaが開発した据置型無線LANルータを提供する。
ただ、5G Home Broadbandは自由に加入できるわけではなく、まずはOptus Mobileの公式ウェブサイトで据置型無線LANルータの設置場所を入力し、設置場所が5Gサービスのエリアであれば申し込みに進める。
5G Home Broadbandはポストペイド契約のみで、月額料金は70豪州ドル(約5,000円)に設定されており、月間データ通信容量は無制限である。
初期費用として200豪州ドル(約14,000円)が発生するが、24ヶ月契約を選択すると初期費用が無料となる。
また、5G Home Broadbandの開始からしばらくは1ヶ月目の月額料金を無料とするが、1ヶ月目の月額料金を無料とする措置は期間限定と案内している。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式である。
NR方式とLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成を採用する。
周波数は3.5GHz帯を使用しており、NR Bandはn78となる。
豪州では最大手の移動体通信事業者であるTelstraがすでに5Gサービスを商用化しており、Optus Mobileは豪州の移動体通信事業者としては2番目に5Gサービスを商用化することになる見込み。
なお、Singtel OptusはシンガポールのSingapore Telecommunications (新加坡電信:Singtel/新電信)の完全子会社である。
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