楽天モバイル、北海道と沖縄県でLTE基地局の免許を取得
- 2019年08月30日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は北海道および沖縄県で特定無線局(基地局)の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の沖縄総合通信事務所は2019年8月20日付け、北海道総合通信局は2019年8月28日付けでRakuten Mobileに対して1.7GHz帯の周波数を利用した第4世代移動通信システム(4G)用無線局の免許を付与したと発表した。
これにより、Rakuten Mobileは北海道総合通信局管内および沖縄総合通信事務所管内で4G用無線局の開設が可能となった。
なお、総合通信局または総合通信事務所の名称通りに北海道総合通信局は北海道のみ、沖縄総合通信事務所は沖縄県のみを管轄するため、Rakuten Mobileは北海道と沖縄県で4G用無線局を開設できることになる。
Rakuten Mobileはすでに関東総合通信局管内、東海総合通信局管内、近畿総合通信局管内、北陸総合通信局管内、中国総合通信局管内、四国総合通信局管内で4G用無線局の免許を取得している。
したがって、Rakuten Mobileが4G用無線局の免許を取得していない区域は東北総合通信局管内、信越総合通信局管内、九州総合通信局管内となるが、近いうちに東北総合通信局管内、信越総合通信局管内、九州総合通信局管内でも4G用無線局の免許を取得すると思われる。
Rakuten Mobileは仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯通信サービスを提供しているが、総務省より割当を受けた周波数を利用して2019年10月1日に移動体通信事業者(MNO)として携帯通信サービスを商用化する計画である。
東京都特別区(東京23区)、愛知県名古屋市、大阪府大阪市から優先的に4G用無線局の整備を進めているが、整備に遅れが生じているため、総務省より3回も行政指導を受けた。
通信方式は4GとしてLTE (FDD)方式の1.7GHz帯(Band 3)を先に導入し、2020年第2四半期に第5世代移動通信システム(5G)としてNR (TDD)方式を導入する。
Band 3は世界的には一般的に1.8GHz帯と呼ばれ、世界で最も採用数が多いLTE Bandとなる。
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