韓国のKT Corporation、欧州3ヶ国で5G国際ローミングを開始
- 2019年09月30日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者(MNO)であるKT Corporationは国際ローミングで第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始したと発表した。
KT Corporationは2019年9月21日の0時(日本標準時=韓国標準時)よりスイス、フィンランド、イタリアの3ヶ国で5G国際ローミングの提供を開始している。
5G国際ローミングの対象となる移動体通信事業者はスイスがSunrise Communications、フィンランドがElisa、イタリアがTIMとなる。
2019年9月時点でSunrise Communicationsは262都市、Elisaは5都市、TIMは3都市で5Gサービスを提供しており、KT Corporationの加入者はSunrise Communications、Elisa、TIMが5Gサービスを提供する都市で5G国際ローミングを利用できる。
KT Corporation、Sunrise Communications、Elisa、TIMの4社はいずれも5Gの通信方式として標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入した。
NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)と、NR方式とLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されているが、4社ともノンスタンドアローンで実装している。
4社はそれぞれ5G向けに割当された周波数が異なるが、3.5GHz帯のみで5Gサービスを商用化した点は共通である。
3.5GHz帯のNR Bandは4社ともn78を採用しており、共通のNR Bandで5Gサービスを提供していることになる。
KT Corporationは5G国際ローミングの提供の開始を記念し、特定のデータローミングのプランに加入すると、国際ローミングで30分の音声通話を無料で利用できるプロモーションを2019年10月31日まで展開するという。
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