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サラウンドディスプレイの5GスマホXiaomi Mi MIX Alphaを発表、画面占有率は181%に



中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)はNR/LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/GSM端末「Xiaomi Mi MIX Alpha (小米MIX Alpha)」を発表した。

スマートフォンの未来を探求した概念手机(コンセプトフォン)と位置付けるスマートフォンである。

OSにはAndroidをベースとするMIUI Alphaを採用している。

チップセットは64bit対応のQualcomm Snapdragon 855 Plus Mobile Platformを搭載する。

CPUはオクタコアで動作周波数が最大2.96GHzとなっている。

ディスプレイは約7.92インチで解像度が2088*2250の有機ELである。

環繞屏(サラウンドディスプレイ)と名付けられたディスプレイを採用し、ディスプレイをリアパネルまで延長している。

本体をディスプレイで包み込んだデザインとなり、ディスプレイ占有率は180.6%に達する。

なお、ディスプレイ占有率はフロントの面積とディスプレイの面積から算出されており、フロントが完全にディスプレイとなるわけではない。

カメラはリアにメインの約1億800万画素CMOSイメージセンサ、超広角およびマクロレンズの約2000万画素CMOSイメージセンサ、光学2倍ズームに対応した望遠レンズの約1200万画素CMOSイメージセンサからなるトリプルカメラを備える。

フロントのカメラは搭載しておらず、リアのカメラとリアパネルまで延長したディスプレイを用いて、従来のフロントのカメラと同様に利用できる。

通信方式はNR (TDD) 4500(n79)/3500(n78)/2500(n41) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/1900(B2)/ 1800(B3)/1700(B4)/900(B8)/850(B5) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41)/ 2300(B40)/2000(B34)/1900(B39) MHz, W-CDMA 2100(I)/1900(II)/900(VIII)/850(V) MHz, TD-SCDMA 2000(B34)/1900(B39) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応している。

NR方式にはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)と、NR方式とLTE方式が連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)が規定されているが、NR方式の通信モデムとしてノンスタンドアローンのみに対応したQualcomm Snapdragon X50 5G modemを採用するため、ノンスタンドアローンのみ利用できる。

LTEネットワーク上で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)にも対応しており、高音質な音声通話や高速な発着信などを実現する。

SIMカードはデュアルSIMで、サイズはNano SIM (4FF)サイズとなる。

Bluetooth 5.0や無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)にも対応している。

システムメモリの容量は12GBで、内蔵ストレージの容量は512GBである。

電池パックは内蔵式で、容量は4050mAhとなっている。

充電端子は表裏の区別が不要なUSB Type-Cを採用する。

生体認証はディスプレイ一体型の指紋認証を利用できる。

カラーバリエーションは1色展開である。

中国で2019年12月下旬に発売する見込みで、価格は19,999人民元(約303,000円)に設定されている。


Xiaomi

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