楽天モバイルが九州で4G基地局の包括免許を取得、日本全国で電波発射が可能に
- 2019年10月01日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)は九州地方で特定無線局(基地局)の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の九州総合通信局より2019年9月24日付けで1.7GHz帯の周波数を利用した第4世代移動通信システム(4G)用無線局の包括免許を取得したという。
これにより、Rakuten Mobileは九州総合通信局管内で4G用無線局を開設できる。
なお、包括免許は個別の無線局ごとに免許を取得する必要なく1の免許で同一形式の複数の無線局を開設できる免許で、九州総合通信局は福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、宮崎県、熊本県、鹿児島県を管轄する。
これまで、Rakuten Mobileは2019年1月23日付けで関東総合通信局、東海総合通信局、近畿総合通信局、2019年8月8日付けで四国総合通信局、2019年8月9日付けで北陸総合通信局および中国総合通信局、2019年8月20日付けで沖縄総合通信事務所、2019年8月28日付けで北海道総合通信局、2019年8月30日付けで信越総合通信局、2019年9月4日付けで東北総合通信局より4G用無線局の包括免許を取得しており、総務省の総合通信局および総合通信事務所のうち九州総合通信局からのみ4G用無線局の包括免許を取得できていない状況であった。
しかし、2019年9月24日付けで九州総合通信局からも4G用無線局の包括免許を取得しており、日本全国で電波の発射が可能となった。
Rakuten Mobileは仮想移動体通信事業者(MVNO)として携帯通信サービスを提供しているが、総務省より割当を受けた周波数を利用して移動体通信事業者(MNO)として携帯通信サービスを商用化することが決まっている。
通信方式は4GとしてLTE (FDD)方式の1.7GHz帯(Band 3)を先に導入し、2020年第2四半期に第5世代移動通信システム(5G)としてNR (TDD)方式を導入する予定である。
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