フィリピンのGlobe Teleocmが5Gサービスの提供エリアを拡大
- 2019年10月09日
- 海外携帯電話
フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるGlobe Telecomは第5世代移動通信システム(5G)の提供エリアを拡大した。
Globe Telecomはサービス名をGlobe at Home Air Fiber 5Gとして固定通信向けに5Gサービスを提供しているが、当初は提供エリアがマニラ首都圏のパシグ市ブティング地区に限られていた。
しかし、2019年10月7日から5Gサービスの提供エリアを拡大しており、リサール州カインタのグリーンパーク、カヴィテ州カルモナのウッドランドヒルズ、ブラカン州サン・ホセ・デル・モンティのカリッサホームズ2A/2Bおよびパルメラホームズでも5Gサービスを利用できる。
当初、2019年10月7日から5Gサービスの提供を開始した地域は2019年9月までに5Gサービスを提供する地域として案内されていたため、5Gサービスの提供エリアの拡大は予定より遅れたことになる。
5Gサービスに対応した端末は中国のHuawei Technologies (華為技術)製の据置型無線LANルータであるHUAWEI 5G CPE Proを用意している。
料金プランはPlan 1899、Plan 2499、Plan 2899の3種類から選択できる。
いずれもポストペイド契約で24ヶ月契約が必要となり、月間データ通信容量は2TBである。
それぞれ月額料金と通信速度が異なり、Plan 1899は月額料金が1,899フィリピンペソ(約3,900円)で通信速度が20Mbps、Plan 2499は月額料金が2,499フィリピンペソ(約5,200円)で通信速度が50Mbps、Plan 2899は月額料金が2,899フィリピンペソ(約6,000円)で通信速度が100Mbpsとなっている。
初期費用と最初の3ヶ月間の月額料金は無料としている。
5Gサービスに加入するためには、有効な身分証明書と財務能力の証明を提出する必要がある。
提出された資料をもとに審査が行われ、5Gサービスの加入が承認された場合は5Gサービスを利用できるようになる。
通信設備はHuawei Technologiesより調達しており、5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入している。
なお、東南アジアではGlobe Telecomのほかに5Gサービスを商用化した移動体通信事業者はなく、Globe Telecomが東南アジアで最初に5Gサービスの提供を開始した移動体通信事業者である。
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