台湾向けにHUAWEI Mate 30を投入へ、TAS-L29がNCCを通過
- 2019年10月19日
- Android関連
中国のHuawei Technologies (華為技術)製のLTE/W-CDMA/TD-SCDMA/GSM端末「TAS-L29」が2019年10月14日付けで国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)の認証を通過した。
認定番号はCCAK194G0410T9。
モバイルネットワークはLTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/ 1800(B3)/900(B8)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII) MHz, GSM 900 MHzで認証を受けている。
Bluetooth、無線LAN、NFC、無線充電の周波数でも通過した。
無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応し、2.4GHz帯に加えて5GHz帯も利用できる。
無線充電の規格はWireless Power Consortium (WPC)が策定したQiの規格に準拠している。
TAS-L29はHUAWEI Mate 30の型番のひとつである。
型番規則から国際版のHUAWEI Mate 30に該当すると分かる。
HUAWEI Mate 30には第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応したHUAWEI Mate 30 5Gも存在するが、TAS-L29はNR方式に非対応のHUAWEI Mate 30となる。
国家通訊伝播委員会は電気通信分野の規制を司る台湾の政府機関で、台湾でスマートフォンを含めた携帯端末を販売するためには国家通訊伝播委員会の認証を取得する必要がある。
TAS-L29が国家通訊伝播委員会の認証を取得したことから、台湾ではNR方式に非対応で国際版のHUAWEI Mate 30を発売することが決定的となった。
HUAWEI Mate 30 5Gは5Gを導入済みまたは近く導入する計画の国と地域で展開する模様で、台湾では5Gの導入時期が確定していないため、NR方式に非対応のHUAWEI Mate 30を投入すると思われる。
なお、台湾では移動体通信事業者(MNO)に対する5G向け周波数の割当も実施されていない。
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