マカオにおける2019年9月の携帯電話加入件数を発表、3Gは10万件を下回る
- 2019年11月01日
- 海外携帯電話
マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を管轄する郵電局(Direccao dos Servicos de Correios e Telecomunicacoes)は2019年9月末における電気通信分野の統計資料を公開した。
携帯電話サービスの加入件数は2019年9月末で2,141,849件となり、前月末の2,084,712件から増加となった。
人口は2019年6月末時点の統計情報で約672,000人であり、時期に1四半期分の差はあるが、おおよその単純計算の人口普及率は約318.73%である。
ただ、マカオ特別行政区はSIMカードの自動販売機を通じて容易に訪澳外国人でもSIMカードを購入できる環境で、携帯電話サービスの加入件数には訪澳外国人が購入したSIMカードで長期的かつアクティブに使われていない回線も多く含まれるため、人口普及率は無視して問題ないと思われる。
携帯電話サービスの加入件数は月単位で増減を繰り返しており、これからの大幅な伸長は期待できない。
郵電局では携帯電話サービスの加入件数のうち、契約形態などの内訳も公表されている。
第2世代移動通信システム(2G)のポストペイド契約は0件、2Gのプリペイド契約は0件、第3世代移動通信システム(3G)のポストペイド契約は49,453件、3Gのプリペイド契約は46,793件、LTEのポストペイド契約は741,035件、LTEのプリペイド契約は1,304,568件である。
2GにはGSM、3GにはW-CDMAおよびCDMA2000が含まれており、LTEはそのままLTEを指している。
統計資料においてLTEは第4世代移動通信システム(4G)と分類せずにLTEとして分類しているため、統計資料の記載通りにLTEと表記する。
すべての携帯電話サービスの加入件数のうち、支払方式別ではポストペイド契約は790,488件で約36.91%、プリペイド契約は1,351,361件で約63.09%である。
通信方式別では2G契約は0件で0%、3G契約は96,246件で約4.49%、LTE契約は2,045,603件で約95.51%となった。
3G契約は加入件数が減少に転じてから初めて10万件を下回った。
マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)はCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)、Hutchison – Telefone (Macau) (和記電話(澳門))、SmarTone – Comunicacoes Moveis (數碼通流動通訊(澳門))、China Telecom (Macau) (中國電信(澳門))の4社体制で、2015年10月20日よりLTEサービスを順次開始している。
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