ファーウェイ、台湾でHUAWEI Mate 30 Proの発売をキャンセル
- 2019年12月05日
- Android関連
台湾のXunwei Technologies (訊崴技術)は中国のHuawei Technologies (華為技術)製のスマートフォン「HUAWEI Mate 30 Pro (LIO-L29)」の発売を取り止めると発表した。
Huawei Technologiesは台湾法人を設立しておらず、Xunwei Technologiesを台湾の総代理店に指定して台湾で事業を展開しており、実質的にXunwei TechnologiesはHuawei Technologiesの台湾法人に近い役割を果たす。
Xunwei Technologiesは2019年11月14日にHUAWEI Mate 30 Proを台湾向けに発表しており、当初は2019年11月23日に販売を開始する予定であった。
しかし、HUAWEI Mate 30 Proの発売を延期しており、最終的に発売を取り止めることにした。
HUAWEI Mate 30 Proの発売に先立ち2019年11月14日から2019年11月20日まで予約購入を受け付けていたが、予約購入した顧客には全額返金する。
台湾各地のHUAWEI体験店で2019年12月9日から2019年2月29日まで返金の手続きを受け付ける。
また、HUAWEI Mate 30 Proを予約購入した顧客にはXunwei Technologiesからギフトを提供することも明らかにされている。
Xunwei Technologiesが運営する台湾向けのHuawei Technologiesのファンサイトで2019年12月16日から2020年3月31日までに申し込むと、BluetoothスピーカーのHUAWEI Mini Speakerと3,000台湾ドル(約11,000円)の郵政礼金を提供する。
なお、台湾では移動体通信事業者(MNO)がHUAWEI Mate 30 Proを取り扱う予定はなく、HUAWEI体験店などを通じて販売する予定となっていた。
ほかにHuawei Technologies製のスマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 2」も発売を取り止めることが決定している。
HUAWEI WATCH GT 2を予約購入した顧客には全額返金およびギフトとして1,000台湾ドル(約3,600円)の郵政礼金を提供する。
Xunwei Technologiesは供給の問題からHUAWEI Mate 30 ProおよびHUAWEI WATCH GT 2の発売を取り止めると説明しているが、さらなる詳細は明らかにしていない。
台湾の政府機関で電気通信分野の規制を司る国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)はタイムゾーンや言語の設定などで台湾を正しく表記するよう要求しており、その影響で一部のHuawei Technologies製のスマートフォンは台湾で販売の中断を余儀なくされている。
台湾の表記の問題でHUAWEI Mate 30 ProおよびHUAWEI WATCH GT 2の発売を取り止めたとの見方が強い。
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