米AT&Tが一般向けに5Gサービスを開始、NR Bandはn5に
- 2019年12月14日
- 海外携帯電話
米国の移動体通信事業者(MNO)であるAT&T Mobilityは第5世代移動通信システム(5G)を一般向けに商用化した。
AT&T Mobilityは2019年6月17日に5Gサービスを商用化したが、特定の法人顧客と開発者のみ加入できた。
また、周波数はミリ波(mmWave)の39GHz帯を使用してスポット的にエリアを整備していた。
2019年12月13日からは一般の個人顧客と法人顧客に対しても5Gサービスの提供を開始した。
AT&T MobilityはサブGHz帯の850MHz帯を使用して面的にエリアを整備する方針で、一般向けの5Gサービスは850MHz帯が中心となる。
なお、5Gの通信方式はNR方式のノンスタンドアローン(NSA)構成を採用しており、NR Bandは850MHz帯がn5、39GHz帯がn260である。
一般向けの5Gサービスは対応端末がスマートフォンの1機種のみとなり、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)が開発したSamsung Galaxy Note10+ 5Gを取り扱う。
Samsung Galaxy Note10+ 5Gはn5に対応しているが、n260には非対応となっている。
まずはアラバマ州バーミンガム、インディアナ州インディアナポリス、カリフォルニア州ロサンゼルス、サンディエゴ、サンフランシスコ、サンノゼ、ウィスコンシン州ミルウォーキー、ペンシルバニア州ピッツバーグ、ロードアイランド州プロビデンス、ニューヨーク州ロチェスターで一般向けの5Gサービスを提供している。
n5は米州のみならずアジア太平洋地域などで複数の国や地域の移動体通信事業者が導入する計画であるが、AT&T Mobilityは世界で初めてn5を導入したことになる。
サブGHz帯およびFDDのNR方式を商用化した移動体通信事業者は米国のT-Mobile USAに次いで2番目である。
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