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となみ衛星通信テレビがローカル5Gの免許を申請、6月に電波発射へ



富山県のTonami Satellite communications Television (となみ衛星通信テレビ)はローカル5Gの免許を申請したことが分かった。

Tonami Satellite communications Televisionは総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の北陸総合通信局に対して、2019年12月24日にローカル5Gの免許を申請したと発表している。

基地局の設置場所は富山県南砺市で、周波数と基地局数は28GHz帯が1局である。

北陸総合通信局の管内ではTonami Satellite communications Televisionが初めてローカル5Gの免許を申請したという。

ローカル5Gは地域の需要や多様な産業分野の個別の需要に応じて、様々な事業体が地域限定で柔軟に構築して利用できる第5世代移動通信システム(5G)である。

総務省は先行してミリ波(mmWave)の28GHz帯の100MHz幅を使用したローカル5Gの制度を整備しており、2019年12月24日よりローカル5Gの免許の申請を受け付けている。

Tonami Satellite communications Televisionは初日にローカル5Gの免許を申請したことになる。

地域課題の解決を目的として、農業、地元製造業や小売業の活性化、防災上の安心安全体制の構築などのためにローカル5Gを活用する計画で、ローカル5Gの免許の取得を前提として2020年6月に電波を発射できるよう準備を進める。

ローカル5Gでは通信方式として標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入できる。

ローカル5Gの導入初期はNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成ではなく、LTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成を採用する見込み。

ノンスタンドアローン構成でNR方式に接続するためにはアンカーバンドとして機能するLTE方式への常時接続およびLTE方式とNR方式のデュアルコネクティビティ(E-UTRA-NR Dual Connectivity:EN-DC)の実装が必要となる。

Tonami Satellite communications Televisionはすでに南砺市で4局、小矢部市で1局のLTE方式と高い互換性を確保した地域広帯域移動無線アクセスシステム(地域BWA)の高度化方式の免許を取得し、AXGP方式を運用している。

そのため、Tonami Satellite communications TelevisionはAXGP方式をアンカーバンドとして使用する可能性が高い。

Tonami Satellite communications Television

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