インドにおける2019年10月の携帯電話加入件数が判明
- 2020年01月20日
- 海外携帯電話
インドの政府機関で電気通信分野の規制を管轄するインド電気通信規制庁(Telecom Regulatory Authority of India:TRAI)は2019年10月における電気通信分野の統計資料を公表した。
インドにおける2019年10月19日時点の移動体通信サービスの加入件数が判明している。
移動体通信サービスの加入件数はアーバンエリアでは前月19日の約6億5,918万件から増加して約6億6,292万件、ルーラルエリアでは前月19日の約5億1,456万件から増加して約5億2,048万件となった。
合計では約11億8,340万件となり、前月19日の約11億7,375万件から増加した。
ただ、加入件数は月単位では増減を繰り返し、数ヶ月単位では大きな変動がないため、加入件数の大幅な伸長はほぼ止まった状況と言える。
また、2019年10月末時点の移動体通信事業者(MNO)別の占有率も公開されている。
1位がVodafone Idea Limitedで約31.49%、2位がReliance Jio Infocomm Limitedで約30.79%、3位がBharti Airtel Limitedで約27.52%、4位がBharat Sanchar Nigam Limited (BSNL)で約9.92%、5位がMahanagar Telephone Nigam Limited (MTNL)で約0.29%、6位がReliance Communications Ltdで約0.001%となった。
すべての移動体通信事業者のうち国有企業が2社で約10.20%、ほかの民間企業が約89.80%である。
なお、国有企業はBharat Sanchar Nigam LimitedとMahanagar Telephone Nigam Limitedの2社で、それぞれ対象区域が異なるが、相互にローミングを受け入れている。
移動体通信事業者別で最大の純増はReliance Jio Infocomm Limitedの9,101,934件、最大の純減はMahanagar Telephone Nigam Limitedの6,479件となった。
数百万件の純減が続いていたVodafone Idea Limitedは純増に転じ、2019年10月は189,901件の純増を記録した。
ただ、Reliance Jio Infocomm Limitedの大幅な純増が続いており、Reliance Jio Infocomm LimitedとVodafone Idea Limitedの差は縮小している。
集計方法によってReliance Jio Infocomm Limitedが1位と算出される場合もあるが、インド電気通信規制庁の基準では依然として2位である。
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