T-Mobile USとSprint、合併実現でT-Mobile USのLTEとSprintのNRのEN-DCも導入へ
- 2020年01月20日
- 海外携帯電話
米国のT-Mobile USと同国の移動体通信事業者(MNO)であるSprintの合併が実現すれば、T-Mobile USの完全子会社で同国の移動体通信事業者であるT-Mobile USAが保有する周波数とSprintが保有する周波数の間でLTE方式とNR方式のデュアルコネクティビティ(E-UTRA-NR Dual Connectivity:以下、EN-DC)を実装する見通しであることが分かった。
T-Mobile USAが取り扱う中国のOnePlus Technology (Shenzhen) (深圳市万普拉斯科技)製のスマートフォン「OnePlus 7T Pro 5G McLaren」はT-Mobile USAが運用するNR (FDD)方式の600MHz帯(n71)に対応しており、EN-DCの組み合わせはDC_2A_n71AおよびDC_66A_n71Aである。
T-Mobile USAが運用するLTE (FDD)方式の1.9GHz帯(Band 2)および1.7GHz帯(Band 66)がEN-DCのアンカーバンドとして機能することになる。
ただ、T-Mobile USとSprintは合併で合意しており、合併が実現すればOnePlus 7T Pro 5G McLarenではSprintが運用するNR (TDD)方式の2.5GHz帯(n41)も利用できるようになることがT-Mobile USAより正式に発表されている。
OnePlus 7T Pro 5G McLarenがn41を追加して連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を受けており、新たにn41を含むEN-DCの組み合わせが判明した。
n41を含むEN-DCの組み合わせはDC_2A_n41A、DC_25A_n41A、DC_26A_n41A、DC_66A_n41Aとなり、Sprintが運用するLTE (FDD)方式の1.9GHz帯(Band 25)および800MHz帯(Band 26)に加えて、T-Mobile USAが運用するBand 2およびBand 66がアンカーバンドとして機能する組み合わせも含まれている。
OnePlus 7T Pro 5G McLarenがDC_2A_n41AおよびDC_66A_n41Aにも対応することから、T-Mobile USとSprintの合併が実現すれば、旧T-Mobile USAのLTE (FDD)方式と旧SprintのNR (TDD)方式の間でEN-DCを導入する計画と考えられる。
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