KDDI、京都市と大阪市で5G NRの無線局免許を取得
- 2020年01月10日
- KDDI-総合
KDDIは総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の近畿総合通信局より京都府京都市および大阪府大阪市で商用の第5世代移動通信システム(5G)の無線局免許を取得したことが分かった。
京都市下京区では2020年1月7日付けで1局、大阪市北区では2020年1月7日付けで1局、大阪市阿倍野区では2020年1月7日付けで1局の5Gの無線局免許を取得したことが総務省の電波利用ホームページを通じて確認できる。
KDDIとしては近畿総合通信局管内では初めて5Gの無線局免許を取得したことになる。
周波数はいずれも3.7GHz帯と28GHz帯である。
3.7GHz帯は3700~3800MHzの100MHz幅、28GHz帯は27800~27900MHzの100MHz幅、27900~28000MHzの100MHz幅、28000~28100MHzの100MHz幅、28100~28200MHzの100MHz幅で電波を発射できる。
なお、KDDIは5G向けの周波数として3.7GHz帯は3700~3800MHzおよび4000~4100MHzの割当を受けているが、近畿総合通信局管内以外でも3.7GHz帯は3700~3800MHzのみ無線局免許を取得しているため、5Gの導入初期の3.7GHz帯は3700~3800MHzのみを使用する可能性が高い。
5Gの通信方式は標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入することが決定しており、NR Bandは3.7GHz帯がn77またはn78、28GHz帯がn257となる。
4000~4100MHzはn77のみとなるが、3700~3800MHzはn77またはn78を導入できるため、携帯端末の調達や国際ローミングの受け入れなどを考慮して世界的に導入が進むn78を採用する可能性も十分に考えられる。
なお、近畿総合通信局管内ではすでにNTT DOCOMOおよびSoftBankも5Gの無線局免許を取得しており、各社とも2020年春の商用化に向けて準備を進めている。
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