中国における2019年の5Gスマホ出荷台数が判明
- 2020年03月11日
- 海外携帯電話
中国の政府機関で電気通信分野の規制を担う工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)の直属の科学技術研究事業単位である中国信息通信研究院(China Academy of Information and Communications Technology:CAICT)は中国における2019年通年のスマートフォンを含めた携帯電話の出荷台数に関する調査結果を発表した。
携帯電話の出荷台数は前年同期比6.2%減の3億8,900万台となり、2019年通年の出荷台数は前年より減少したことになる。
携帯電話の出荷台数のうち、第5世代移動通信システム(5G)の機種は1,376万9,000台、第4世代移動通信システム(4G)の機種は3億5,900万台、第3世代移動通信システム(3G)の機種は5万8,000台、第2世代移動通信システム(2G)の機種は1,613万1,000台となった。
4Gの機種が全体の92.3%と圧倒的多数を占めている。
2019年より登場した5Gの機種は3.5%程度にとどまる。
また、2019年通年に発売された機種数も公表されている。
2019年通年は前年同期比25.0%減の573機種が中国で発売されており、機種数も減少したことが分かる。
573機種のうち5Gの機種は35機種、4Gの機種は399機種、3Gの機種は1機種、2Gの機種は138機種となった。
4Gの機種は全体の69.6%を最も多く、4Gの機種と2Gの機種のみで93.7%も占めており、5Gの機種は全体の6.1%にとどまる。
なお、中国では2019年8月5日に販売を開始した中国のZTE (中興通訊)製の「ZTE Axon 10 Pro 5G (ZTE A2020N2 Pro)」が最初の5Gに対応した機種である。
ZTEに続けて複数のメーカーおよびブランドが5Gに対応した機種を投入している。
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