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NTTドコモ、6Gに向けた技術コンセプトを公開



NTT DOCOMOは第6世代移動通信システム(6G)に関するホワイトペーパーを公開した。

NTT DOCOMOでは2018年より第5世代移動通信システム(5G)の高度化および6Gに向けた検討と研究開発を進めてきたという。

新たに公開したホワイトペーパーでは5Gの高度化および6Gで期待される様々なユースケース、目標性能、技術要素などの技術コンセプトを纏めている。

移動通信システムは10年前後の間隔で世代交代しており、NTT DOCOMOは2010年頃より5Gの検討を開始した。

2018年には6Gに向けてさらなる高周波数帯の開拓を目的とした150GHz帯の超広帯域電波伝搬測定装置の開発に成功し、100GHz超の高周波数帯の活用を視野に入れた新たな周波数帯の開拓に取り組んでいる。

また、5Gでは超高速大容量(eMBB)、高信頼低遅延(URLLC)、多数同時接続(mMTC)が特徴となるが、これらの要求条件の各性能をさらに高めるほか、複数要求条件の同時実現、超カバレッジ拡大、超低消費電力および低コストの通信実現なども目指し、5Gの高度化および6Gの技術規格の検討および研究開発を進めるという。

要求条件の各性能のさらなる向上に関しては、ピークデータレートが100Gbps超の超高速化、さらなる大容量化、1ms未満のE2Eでの超低遅延、常時超低遅延、さらなる高レベルの信頼性やセキュリティが求められる産業用途に対応できる品質保証や信頼度が99.99999%の高信頼性、1平方kmあたり1,000万デバイス超の超多数AIデバイスの接続などを挙げている。

超カバレッジ拡大は従来の移動通信システムではエリア化が困難な空、海、宇宙などを含めたあらゆる場所でのユースケースを想定し、高度1万mの空、200海里の海、宇宙などへの通信エリアの拡大も目指す。

NTT DOCOMOは5Gの高度化および6Gの技術コンセプトに関するパネル展示およびコンセプト動画を2020年1月23日から2020年1月24日まで東京ビッグサイト(東京国際展示場)で開催するDOCOMO Open House 2020で紹介するという。

なお、NTT DOCOMOは2020年春に5Gサービスを商用化する計画である。

NTT DOCOMO

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