阪神ケーブルエンジニアリング、Baicells製モバイルWi-Fiルータの導入を検討
- 2020年03月08日
- Regional BWA, Report
Hanshin Electric Railway (阪神電気鉄道)の完全子会社であるHanshin Cable Engineering (阪神ケーブルエンジニアリング:HCE)はHai connectのサービスでモバイルタイプの端末に新機種の導入を検討していることが分かった。
Hai connectのサービスではモバイルタイプの端末として可搬型無線LANルータ、ホームタイプの端末として据置型無線LANルータを取り扱っている。
2020年2月14日時点ではモバイルタイプは中国のHuawei Technologies (華為技術)製のHUAWEI E5577s-932、ホームタイプはHuawei Technologies製のHUAWEI eA280-135または米国のAirspan Networks製のAirspan AirSpot 321を選択できる。
しかし、モバイルタイプでは新機種として中国のBaicells Technologies (北京佰才邦技術)製端末の導入を検討しているという。
あくまでも導入を検討している段階との説明であるが、2020年2月14日に開催されたケーブルテレビテクノフェア in Kansai 2020ではBaicells Technologies製端末の実機が展示された。
Huawei Technologies製端末を避けたがる顧客を想定してモバイルタイプでもHuawei Technologies製端末以外の選択肢を用意すると思われる。
Baicells Technologies製端末はHai connectのサービスでは通信速度が下り最大110Mbps/上り最大10Mbpsとなる模様で、HUAWEI E5577s-932やAirspan AirSpot 321と共通である。
HUAWEI eA280-135では下り最大220Mbps/上り最大10Mbpsとなる。
なお、下りの通信速度は2×2 MIMOに対応した機種では最大110Mbps、4×4 MIMOに対応した機種では最大220Mbpsに達する。
Hai connectのサービスは地域広帯域移動無線アクセスシステム(地域BWA)の制度を利用し、通信方式は地域BWAの高度化方式としてLTE (TDD)方式と高い互換性を確保したAXGP方式を導入している。
周波数は2.5GHz帯の20MHz幅を使用するため、事実上のLTE (TDD)方式のBand 41である。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。