豪州のTelstra、26GHz帯の5Gに対応したTelstra 5G Wi-Fi Proを準備中
- 2020年02月29日
- 海外携帯電話
豪州最大手の移動体通信事業者(MNO)であるTelstraは第5世代移動通信システム(5G)でミリ波(mmWave)の26GHz帯を早期に導入する意向を発表した。
Telstraは豪州ではもちろんのこと、大洋州で初めて5Gサービスを商用化した移動体通信事業者で、2019年5月28日より5GのNR方式に準拠した5Gサービスを提供している。
5Gサービスの開始当初より周波数はサブ6GHz帯のFR1の3.5GHz帯のみを使用しているが、ミリ波のFR2の26GHz帯も早期に導入する計画という。
5Gネットワークを整備するにあたり、3.5GHz帯では面的にカバーできるが、26GHz帯より帯域幅が狭い。
一方、26GHz帯では面的にカバーすることは難しいが、広い帯域幅を確保しているため、主要都市の中心部、駅、競技場など多くの人々が集まる場所で26GHz帯を使用してスポット的に大容量の5Gネットワークを整備できる。
Telstraはすでに26GHz帯の5Gを社内で試験しており、スウェーデンのEricssonや米国のQualcommとも協力しているという。
また、Telstraは26GHz帯を最大限に活用できるよう26GHz帯の5Gに対応したモバイル無線LANルータとしてTelstra 5G Wi-Fi Proも準備していることも明らかにした。
Telstra 5G Wi-Fi Proは豪州で最初のミリ波の5Gに対応した携帯端末となる予定で、またTelstraのブランドを冠した最初の5Gに対応した携帯端末となる。
具体的な発売時期は明らかにされていないが、26GHz帯の5Gを導入する時期に合わせて発売する予定である。
26GHz帯の5Gを展開する場所の詳細やTelstra 5G Wi-Fi Proの詳細に関しては、改めて告知する予定という。
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