沖縄セルラー電話、5G無線局免許を取得
- 2020年03月17日
- KDDI-総合
auを展開するKDDIの連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)は総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の沖縄総合通信事務所より第5世代移動通信システム(5G)の無線局免許を取得したことが分かった。
総務省が運用する電波利用ホームページに掲載された情報を参照すると、Okinawa Cellular Telephoneは2020年2月21日付けで4局の5Gの無線局免許を取得した。
送受信所はすべて沖縄県那覇市で、周波数は3局がサブ6GHz帯の3.7GHz帯、1局がミリ波(mmWave)の28GHz帯である。
これまで、Okinawa Cellular Telephoneは5Gの無線局免許を取得しておらず、Okinawa Cellular Telephoneとしては初めて5Gの無線局免許の交付を受けたことになる。
Okinawa Cellular TelephoneはKDDIとともに地域ごとに連携する1の者として総務省より5G向け周波数の割当を受けており、沖縄県ではOkinawa Cellular Telephoneが5Gの整備を行う。
周波数は3.7GHz帯では3700~3800MHzおよび4000~4100MHz、28GHz帯では27800~28200MHzが割当されているが、3.7GHz帯の無線局免許は3局とも3700~3800MHzのみで取得しているため、当初は4000~4100MHzを使用しないと思われる。
5Gの通信方式としては標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入することが決定しており、NR Bandは3700~3800MHzがFR1のn78、4000~4100MHzがFR1のn77、27800~28200MHzがFR2のn257となる。
KDDIは2020年3月23日にau 5Gに関する発表会を開催することが分かっている。
総務省に提出した開設計画によると、2020年3月に5Gの商用サービスの提供を開始すると定めているため、KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは2020年3月中にau 5Gを商用化すると考えられる。
au 5Gを商用化する具体的な日程や対応機種などは2020年3月23日に発表される見込み。
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