NTTドコモがNB-IoTを終了、開始から1年弱
- 2020年03月30日
- docomo-総合
NTT DOCOMOはNB-IoTの提供を終了すると2020年3月30日付けで発表した。
発表日の翌日の2020年3月31日にNB-IoTの提供を終了する。
事業環境に鑑み、経営資源を集中すべくNB-IoTの提供を終了すると説明している。
NTT DOCOMOは2019年4月25日よりNB-IoTの提供を開始しており、1年弱でNB-IoTの提供を終えることになる。
NB-IoTは省電力化を目的としたセルラーLPWA (Low Power Wide Area)のひとつで、標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で規定されたIoT向けのLTE規格である。
NTT DOCOMOは3GPPが標準化を進めたRelease 13で規定されたLTE UE Category NB1に準拠したNB-IoTを導入した。
帯域幅は180kHzと非常に狭い帯域幅を使用し、通信速度は下り最大27kbps/上り最大64kbpsとなる。
狭い帯域幅で低速通信となるが、低い消費電力を実現するなどIoT向け用途に期待されていた。
なお、NTT DOCOMOはNB-IoTの終了後もセルラーLPWAとしてはCat.1およびLTE-Mの提供を継続するため、Cat.1およびLTE-Mは引き続き利用できる。
Cat.1は3GPPでLTE方式を標準化したRelease 8の標準化当初より規定されたLTE UE Category 1に準拠しており、通信速度は下り最大10Mbps/上り最大5Mbpsとなる。
LTE-Mは3GPPのRelease 13で規定されたLTE UE Category M1に準拠し、通信速度は下り最大300kbps/上り最大375kbpsで提供している。
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