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タイのTrue Corporationが2019年通期の業績を発表



タイのTrue Corporationは2019年通期の業績を発表した。

2019年12月31日に終了した12ヶ月間となる2019年通期の連結売上高は前年比13.4%減の1,409億4,300万タイバーツ(約4,832億円)、EBITDAは前年比39.6%減の338億5,000万タイバーツ(約1,161億円)、当期純利益は前年比19.9%減の55億7,300万タイバーツ(約191億円)となった。

前年比で大幅な減収減益を記録したことになる。

また、True Corporationの携帯通信事業を指すTrueMove H事業の売上高は前年比5.2%減の1,135億7,500万タイバーツ(約3,895億円)である。

連結売上高のうちTrueMove H事業は80.6%を占めた。

True Corporationの業績報告における事業区分を基準とすると、TrueMove H事業がTrue Corporationにとって最大の事業となっている。

TrueMove H事業では音声通話、SMS、データ通信などを含めた移動体通信サービスはデータ通信の需要の増大を受けて堅調に成長したが、一方で製品販売が大幅に低下した。

製品販売はスマートフォンをはじめとする携帯端末の販売が中心となり、スマートフォンの販売が低迷したと考えられる。

TrueMove H事業のほかにTrueOnline事業およびTrueVisions事業の業績も低迷しており、特にTrueOnline事業は業績の悪化が顕著で、True Corporationの業績に大きな影響を与えた。

2019年12月31日に終了した3ヶ月間となる2019年第4四半期末時点の事業データも公開されている。

TrueMove H事業の加入件数はポストペイド契約が830万件、プリペイド契約が2,230万件、合計が3,060万に増加した。

すべての加入件数のうちポストペイド契約の比率は27.1%、プリペイド契約の比率は72.9%である。

タイバーツ(THB)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)は前年比0.5%増の209タイバーツ(約717円)となった。

なお、TrueMove H事業はTrue Corporationの子会社であるTrue Move H Universal Communication (TUC)およびReal Move (RMV)が担当している。

ライセンス上はTrue Move H Universal Communicationが移動体通信事業者(MNO)で、Real Moveがタイの移動体通信事業者であるCAT Telecomのネットワークを利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)となる。

TrueMove Hの携帯通信サービスではTrue Move H Universal Communicationが移動体通信事業者として運営するネットワークとReal Moveが仮想移動体通信事業者として提供するCAT Telecomのネットワークの両方を利用できる。

True Corporation

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