徳島県、ローカル5Gの予備免許を取得
- 2020年04月02日
- Local 5G
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の四国総合通信局は徳島県に対してローカル5G用無線局の予備免許を2020年3月30日付けで付与したと発表した。
四国総合通信局は徳島県より申請が行われたローカル5G用無線局に関して審査を実施したところ、電波法令に適合していると認められたため、2020年3月30日付けで予備免許を付与したと説明している。
予備免許が付与されたローカル5G用無線局については、工事完了後に電波法第10条に基づく落成検査により電波法令への基準適合を確認して免許を付与することになるという。
なお、予備免許が付与されたローカル5G用無線局は免許人が徳島県、無線局の種別が基地局、周波数がミリ波(mmWave)の28GHz帯、局数が2局、送受信所が徳島県徳島市となっている。
これまでに、四国総合通信局管内でローカル5G用無線局の予備免許が付与された事例はなく、ローカル5G用無線局の予備免許の付与は徳島県が初めてとなる。
徳島県は中小企業などの技術者育成のための実証環境の構築でローカル5Gを活用する方針を示している。
ローカル5Gは地域の需要や多様な産業分野の個別の需要に応じて、自治体を含めた様々な事業体が地域限定で柔軟に構築および利用できる第5世代移動通信システム(5G)である。
まずは28GHz帯の100MHz幅を使用したローカル5Gの制度が整備されており、具体的な周波数範囲は28200~28300MHzの100MHz幅を使用する。
ローカル5Gでは5Gの通信方式としてNR方式を導入することになり、NR Bandはn257にあたる。
総務省は2019年12月24日よりローカル5G用無線局の免許の申請を受け付けており、徳島県を含めた複数の事業体がローカル5G用無線局の免許を申請したことが分かっている。
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