ファーウェイがHONORを分社化へ、新会社の栄耀終端を設立
- 2020年04月03日
- Android関連
中国のHuawei Technologies (華為技術)はHONOR (栄耀)ブランドに関する事業を分社化する見込みであることが分かった。
Huawei Technologiesは新会社として栄耀終端を2020年4月1日に設立したことが登記情報より判明した。
正式な中文の商号は荣耀终端有限公司である。
英文の商号は登録されていないが、Honor Deviceになると思われる。
主要事業としてはHONORの通信機器や電子機器などの開発、製造、販売、輸出入、技術サポート、アフターサービスの提供などが記載されており、HONOR事業を担当することが分かる。
登記上の本店所在地は中国の広東省深圳市竜崗区で、Huawei Technologiesの登記上の本店所在地から近い。
登録資本金は3億人民元(約45億6,740万円)である。
出資構造はHuawei Technologiesの持株会社である中国のHuawei Investment & Holding (華為投資控股)が直接的に100%となっている。
Huawei TechnologiesもHuawei Investment & Holdingの完全子会社であるため、Huawei Technologiesと栄耀終端は兄弟会社の関係となる。
栄耀終端を設立した背景としては、Huawei TechnologiesのHONOR事業を分社化する可能性と、中国のHuawei Device (華為終端)のHONOR事業を分社化する可能性が考えられる。
Huawei TechnologiesはスマートフォンをはじめとするHUAWEI (華為)ブランドおよびHONORブランドの製品の企画、設計、開発、販売などを手掛けるグループの中核企業で、Huawei Deviceは中国におけるHUAWEIブランドおよびHONORブランドの製品のマーケティングや販売などを担当する。
なお、Huawei DeviceはHuawei Investment & Holdingの子会社である中国のHuawei Device (Shenzhen) (華為終端(深圳))の完全子会社である。
Huawei TechnologiesまたはHuawei DeviceからHONOR事業を栄耀終端に移管すると思われるが、移管する事業内容や時期など具体的なことは明らかになっていない。
いずれにせよ、HONOR事業のみを担当する新会社を中国で設立したことは事実で、HONOR事業の独立性を高めて意思決定の迅速化などを図ると思われる。
栄耀終端はHuawei Investment & Holdingの完全子会社であるため、Huawei Technologiesを中心としたグループから離れるわけではない。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。