楽天モバイルがフェムトセル基地局Rakuten Casaを提供開始、製造は台湾サーコム
- 2020年04月08日
- Rakuten-総合
Rakuten Mobile (楽天モバイル)はRakuten Casa (JSFE0001WH/ JSFE0001BK)の提供を開始した。
Rakuten CasaはRakuten Mobileが移動体通信事業者(MNO)として展開する楽天回線の携帯通信サービスで提供するフェムトセル基地局(小型基地局)である。
自宅や店舗など楽天回線の電波状況が悪い屋内に設置することで、屋内における楽天回線の電波状況の改善を図れる。
建物の構造により異なるが、目安として一般的な1軒分の戸建住宅の電波状況を改善できるという。
Rakuten Mobileは2020年4月8日に移動体通信事業者として提供する楽天回線の携帯通信サービスを商用化しており、それに伴いRakuten Casaも提供している。
Rakuten Casaの申し込みには条件が設けられており、個人顧客の場合は楽天回線の携帯通信サービスを契約していることと、Rakuten Mobileが指定するブロードバンド回線を契約していることと定められている。
法人顧客の場合はRakuten Mobileが指定するブロードバンド回線を契約していることが申し込みの条件となる。
Rakuten Mobileが指定するブロードバンド回線は2020年4月時点ではRakuten Mobileが提供する楽天ひかり ファミリープラン(戸建)および楽天ひかり マンションプラン(集合住宅)である。
個人顧客の場合は楽天モバイル 楽天市場2号店、法人顧客の場合はRakuten Mobileの公式ウェブサイトを通じて申し込める。
設置には事務手数料として3,000円(税込)が発生するが、事務手数料はRakuten Mobileが設置の完了を確認後に3,000円相当の楽天ポイントで還元するという。
稼働に必要な電気料金およびブロードバンド回線の料金は設置契約者の負担となる。
基本的に日本全国で設置できるが、宮崎県宮崎市、西都市、高鍋町、新富町、長崎県五島市、新上五島町、西海市、鹿児島県阿久根市、薩摩川内市、いちき串木野市は調整中のため対象外となっている。
通信方式はLTE (FDD)方式の1.8GHz帯に対応しており、標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)で定義されたLTE BandはBand 3である。
無線LANのアクセスポイントとしての機能も搭載し、無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)に対応している。
無線LAN機器の最大同時接続台数は30台となっている。
カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色から選べる。
製造元は台湾のSercomm Corporation (中磊電子)、輸入者はSercomm Corporationの日本法人であるSercomm Japan、提供元はRakuten Mobileとなる。
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