LGエレクトロニクスがGシリーズとVシリーズを廃止へ、製品名を見直し
- 2020年04月12日
- Android関連
韓国のLG Electronicsはスマートフォンのラインナップにおいて従来のGシリーズおよびVシリーズを廃止する見込みであることが分かった。
LG Electronicsは新型のフラッグシップのスマートフォンとしてLG VELVETを発売することを表明したが、それに併せて今後のフラッグシップのスマートフォンの展開にも言及している。
これまで、LG ElectronicsはフラッグシップのスマートフォンとしてはGシリーズとVシリーズをグローバルで展開しており、いずれも日本国内で発売した実績がある。
LG Electronicsの説明によると今後は従来のGシリーズやVシリーズに代わり、フラッグシップの製品ごとに消費者の需要と市場動向を適時に反映し、製品の特徴を直感的に示すことができる別の製品名を適用する計画という。
さらに、これは大半のスマートフォンのメーカーおよびブランドが適用しているアルファベットと数字で画一的に仕様改善と発売時期のみを示す従来の製品名の命名方式から脱却し、製品名で製品を表現して顧客が容易に理解できるようにする狙いがあるとも説明した。
LG Electronicsが指すアルファベットと数字で画一的に仕様改善と発売時期のみを示す製品名はV50、V60、G7、G8、S10、S20のような製品名を指しており、LG Electronicsはフラッグシップのラインナップではこのような製品名の命名方式を終了する方針を示したことになる。
また、今後は従来のGシリーズやVシリーズに代わり、製品を表現する別の製品名を適用する計画とも明確化しているため、これは事実上のGシリーズやVシリーズの廃止宣言と受け取ることができる。
LG Electronicsのスマートフォン事業はMC (Mobile Communications)事業本部が担当しているが、MC事業本部は業績不振が続いている。
MC事業本部はすでに業績が判明した2019年第4四半期まで19四半期連続で赤字を記録しており、LG Electronicsのスマートフォン事業は厳しい状況となっている。
GシリーズやVシリーズではLG Electronicsのスマートフォン事業を再建できなかったことは火を見るより明らかで、従来のシリーズを廃止して新たな方針のもとで再建を図ると思われる。
新たな方針のもとで展開する最初のフラッグシップのスマートフォンがLG VELVETとなり、2020年5月に韓国で発売する予定である。
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