サウジアラビアのstc、Vodafone Egyptの審査期間を延長
- 2020年04月14日
- 海外携帯電話
サウジアラビアの移動体通信事業者(MNO)でstcブランドを展開するSaudi Telecom Companyはエジプトの移動体通信事業者であるVodafone Egypt Telecommunicationsの審査期間を延長すると明らかにした。
Saudi Telecom Companyは2020年1月29日付けで英国のVodafone GroupよりVodafone Egypt Telecommunicationsの株式の55%を23億9,200万米ドル(約2,569億4,744万円)で取得することでVodafone Groupと合意に達した。
当初よりSaudi Telecom CompanyとVodafone Groupの合意は法的拘束力を持たない覚書で、Saudi Telecom CompanyによるVodafone Egypt Telecommunicationsの審査が完了後に最終的な契約を締結する計画と案内していた。
しかし、Saudi Telecom CompanyはVodafone Egypt Telecommunicationsの審査により多くの時間を要しており、覚書の有効期限を当初の有効期限である2020年4月13日から90日間の延長を行うことでSaudi Telecom CompanyとVodafone Groupの間で合意したという。
また、当初は規制当局からの承認の取得を前提として、Saudi Telecom Companyは2020年6月末までにVodafone Egypt Telecommunicationsの取得を完了する計画としていたが、審査の期間が長期化しているため、Vodafone Egypt Telecommunicationsの取得を完了する見込みの時期も当初の計画より遅れると思われる。
Saudi Telecom Companyはサウジアラビアのほか、子会社を通じてバーレーンおよびクウェートで移動体通信事業を展開している。
エジプトへの参入が実現すれば、子会社を通じた移動体通信事業の国際展開は3ヶ国目となる。
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