Sprintの一部5Gスマホ、T-Mobile USAの5Gを利用可能に
- 2020年04月25日
- 海外携帯電話
米国の移動体通信事業者(MNO)であるSprintは一部の第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンで米国の移動体通信事業者であるT-Mobile USAが運用する5Gの利用が可能になると明らかにした。
SprintとT-Mobile USAの親会社である米国のT-Mobile USの合併の完了に伴い、SprintはT-Mobile USの完全子会社であるT-Mobile USAの完全子会社となり、T-Mobile USAおよびSprintは各社が保有する周波数の相互利用を進めている。
すでにT-Mobile USAが運用する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式はSprintの顧客に対してローミングとして提供しており、数百万のSprintの顧客がローミングでT-Mobile USAのLTE方式を利用しているという。
新たにT-Mobile USAがnationwide 5Gとして展開するNR方式もSprintの顧客に提供する。
Sprintが発売した韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5Gが対応機種となり、Samsung Electronicsが2020年4月28日に提供を開始するソフトウェアのアップデートを適用すると、T-Mobile USAのnationwide 5Gの利用が可能となる。
nationwide 5Gは5GのNR方式に準拠しており、周波数は600MHz帯で、NR Bandはn71である。
T-Mobile USAは農村部を含めた米国全土の5,000以上の都市や町でnationwide 5Gを展開しており、2億人以上をカバーしているという。
Sprintが発売したSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5Gではnationwide 5Gに対応するが、Sprintが2019年に発売した5Gに対応した端末は通信モデムがFDDのNR方式に対応しないため、nationwide 5Gには対応することができない。
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