中国移動と中国電信の5G加入件数が判明、中国聯通は開示せず
- 2020年05月24日
- 海外携帯電話
中国の移動体通信事業者(MNO)でChina Mobile (中国移動)として事業を行うChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)およびChina Telecom (中国電信)は第5世代移動通信システム(5G)の加入件数を発表した。
China Mobile Communications GroupおよびChina Telecomは2020年第1四半期の業績発表に伴い2020年第1四半期末時点の事業データを公表し、移動体通信サービスおよび5Gパッケージの加入件数が判明している。
China Mobile Communications Groupは移動体通信サービスの加入件数が9億4,629万5,000件で、5Gパッケージの加入件数が3,172万3,000件となった。
5Gパッケージの加入率は3.4%と分かる。
China Telecomは移動体通信サービスの加入件数が3億3,655万件で、5G加入の加入件数が1,661万件である。
5Gパッケージの加入件数は4.9%となり、加入件数はChina Mobile Communications Groupより少ないが、5Gパッケージの加入率はChina Mobile Communications Groupを上回っている。
中国の移動体通信事業者でChina Unicom (中国聯通)として事業を行うChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)は移動体通信サービスの加入件数こそ3億1,100万9,000件と公表したが、5Gパッケージの加入件数は開示していない。
なお、5Gパッケージは5Gサービスを利用できる料金プランを指しているため、5Gサービスの加入件数を意味する。
中国ではChina Mobile Communications Group、China Telecom、China United Network Communicationsが2019年10月31日より一斉に5GのNR方式に準拠した5Gサービスを商用化した。
NR方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用しており、周波数はすべてサブ6GHz帯で、China Mobile Communications Groupが2.5GHz帯および4.5GHz帯、China TelecomおよびChina United Network Communicationsが3.5GHz帯を使用している。
NR Bandは2.5GHz帯がn41、4.5GHz帯がn79、3.5GHz帯がn78となる。
China TelecomとChina United Network Communicationsは分担して5Gの通信網を整備しており、周波数の共有も図る計画である。
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