サウジアラビアのstc、プリペイドで5G対応プランを拡大
- 2020年05月25日
- 海外携帯電話
サウジアラビアの移動体通信事業者(MNO)でstcとして展開するSaudi Telecom Companyは第5世代移動通信システム(5G)を利用できるプリペイドプランを拡大した。
Saudi Telecom Companyはプリペイド向けのデータ通信のパッケージとしてsawa packageを提供しているが、これまではsawa packageのうち料金が220サウジアラビアリヤル(約6,300円)のsawa starおよび160サウジアラビアリヤル(約4,600円)のsawa postのみで5Gを利用することができた。
新たに料金が110サウジアラビアリヤル(約3,200円)のsawa share、90サウジアラビアリヤルのsawa flex、65サウジアラビアリヤル(約1,900円)のsawa like、30サウジアラビアリヤル(約860円)のsawa 30も5Gに対応しており、低廉なプランでも5Gを試せる。
なお、5Gを利用するためには対象の料金プランに加入したうえで、5Gのオプションである5G keyに加入する必要がある。
5G keyは無料かつ有効期限が1ヶ月で、SMSで4255宛に900を送信もしくはSaudi Telecom Companyが提供するmystcのアプリケーションで申し込める。
当初は2019年12月24日の申し込みまで5G keyを無料で提供する計画を示していたが、当初の計画を変更して2019年12月25日以降も5G keyを無料で提供しており、無料期間の終了に関しては案内していない。
Saudi Telecom Companyはサウジアラビアで最大手の移動体通信事業者で、2019年6月20日に5G要求条件を満たすために規定されたNR方式のノンスタンドアローン(NSA)構成に準拠した5Gサービスを商用化した。
周波数および帯域幅はサブ6GHz帯の3.5GHz帯の100MHz幅を使用しており、NR BandはFR1のn78となる。
基地局は主にスウェーデンのEricssonより調達している。
サウジアラビアの移動体通信事業者としては初めて、世界でも20番目以内と早いタイミングで5Gサービスの導入を実現した。
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