台湾NCCが5G端末の認証を開始、第1号はSony Xperia 1 IIに
- 2020年06月15日
- Android関連
Sony Mobile Communications製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「XQ-AT52」が2020年6月11日付けで台湾の国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)の認証を通過した。
認定番号はCCAJ204G0030T4。
モバイルネットワークはNR (FR1, FDD) 2100(n1)/1800(n3)/700(n28) MHz, NR (FR1, TDD) 3500(n78) MHz, LTE (FDD) 2600(B7)/2100(B1)/ 1800(B3)/900(B8)/700(B28) MHz, LTE (TDD) 2600(B38)/2500(B41) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII) MHz, GSM 1800/900 MHzで認証を受けている。
Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。
無線LANは2.4GHz帯に加えて5GHz帯も利用できる。
XQ-AT52はSony Xperia 1 IIの型番のひとつとなる。
Sony Xperia 1 IIはSony Mobile Communicationsがフラッグシップとして展開するハイスペックなスマートフォンで、すでに台湾では公式に発表されており、2020年6月20日に販売を開始することが決まっている。
台湾の移動体通信事業者(MNO)としてはChunghwa Telecom (中華電信)、Far EasTone Telecommunications (遠傳電信:FET)、Taiwan Mobile (台湾大哥大)が取り扱う。
XQ-AT52は最初に2020年5月26日付けで国家通訊伝播委員会の認証を取得したため、2020年6月11日付けで認証を再取得したことになる。
2度目の認証では第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を追加して認証を受けた。
国家通訊伝播委員会は台湾の移動体通信事業者に対してNR方式に準拠した5Gサービスの免許の交付を開始しており、まずはChunghwa Telecomに2020年6月3日付け、次いでFar EasTone Telecommunicationsに2020年6月10日付けで5Gサービスの免許を交付した。
移動体通信事業者に対する5Gサービスの免許の交付の開始に伴い、国家通訊伝播委員会はNR方式に対応した端末の認証を開始しており、XQ-AT52はNR方式を追加して認証を再取得した背景がある。
国家通訊伝播委員会の認証で最初にNR方式で認証を受けた端末がXQ-AT52となった。
台湾の移動体通信事業者各社は2020年7月以降に5Gサービスを順次商用化する見込みで、Chunghwa Telecomは早ければ2020年7月1日にも5Gサービスを商用化する方針を示している。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。