au 5G対応スマホZTE a1 ZTG01が技適を再通過、n78に対応
- 2020年06月17日
- KDDI-ZTE
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報が更新された。
auを展開するKDDIおよびOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けの中国のZTE (中興通訊)製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「ZTG01」が2020年5月20日付けでCertificate Technical Support Center (認証技術支援センター)の認証を通過したことが分かった。
工事設計認証番号は018-200135。
モバイルネットワークはNR (FR1, TDD) 3500(n78) MHz, LTE (FDD) 2100(B1)/1800(B3)/800(B18/B26) MHz, LTE (TDD) 3500(B42)/2500(B41) MHzで認証を受けている。
Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。
無線LANは2.4GHz帯に加えて5GHz帯の利用も可能で、規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応する。
ZTG01はKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneよりauのラインナップ向けにZTE a1 ZTG01として発表されている。
Certificate Technical Support Centerの認証は最初に2020年4月30日付けで通過しているため、2020年5月20日付けの認証は2度目の通過となる。
2度目の通過では第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を追加しており、周波数範囲は3600~3800MHzで認証を受けている。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが割当を受けた3700~3800MHzに加えて、NTT DOCOMOが割当を受けた3600~3700MHzにも対応するが、サブ6GHz帯ではKDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneが割当を受けた4000~4100MHzでは認証を取得していない。
3600~3800MHzはn78を導入できる周波数範囲で、実際にKDDIおよびOkinawa Cellular TelephoneやNTT DOCOMOはn78を導入している。
4000~4100MHzはn78を導入できず、n77を導入できる周波数範囲となるため、ZTE a1 ZTG01はn78のみに対応する可能性がある。
ただ、n78を追加して認証を再通過したように、追加でn77を導入できる周波数範囲で認証を取得する可能性があることも付け加えておきたい。
KDDIおよびOkinawa Cellular Telephoneは2020年7月以降にZTE a1 ZTG01を発売する予定である。
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