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キューバの携帯電話事業者Cubacel、4G加入件数が100万件を突破



キューバの移動体通信事業者(MNO)でCubacelとして展開するEmpresa de Telecomunicaciones de Cuba S.A. (以下、ETECSA)は第4世代移動通信システム(4G)の加入件数が100万件を突破したと明らかにした。

ETECSAはLTE方式に準拠した4Gサービスを提供しており、Twitterの公式アカウントを通じて2020年7月4日までに4Gサービスの加入件数が100万件を超えたと案内している。

4Gサービスは2019年3月より提供を開始しているが、当初は一部の顧客に限定して提供していた。

ポストペイド回線で月間データ通信容量が2.5GB以上かつ4Gサービスの提供エリアで利用頻度が高い最大10,000人の顧客に限定したため、しばらくは4Gサービスの普及が進まなかった。

2019年10月にはプリペイド回線を含めたすべての回線に4Gサービスを開放したため、4Gサービスの加入件数が一気に増加して100万件を超えた。

4Gサービスの提供エリアは首都・ハバナとその他の41の自治体に拡大しており、ハバナでは15の基礎自治体を提供エリアとしている。

また、提供エリアの拡大に伴い4Gサービスに対応した料金プランを改善するとして、LTE方式で利用できるデータ通信容量を増量した新たな料金プランを2020年6月25日から提供を開始した。

ETECSAはLTE方式のほかに第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式および第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式も運用しており、周波数はLTE方式が1.8GHz帯(Band 3)、W-CDMA方式が900MHz帯(Band VIII)、GSM方式が900MHz帯である。

インバウンドの国際ローミング向けには早期よりW-CDMA方式も開放していたが、国内の加入者向けには長らくGSM方式に限定して提供してきたため、通信速度は低速でデータ通信を利用しづらい状況となっていた。

しかし、2018年12月には国内の加入者向けにもW-CDMA方式を開放し、それからわずか約3ヶ月の2019年3月にはより高速なデータ通信を実現するLTE方式も開放しており、国内の加入者がインターネットを快適に利用できる環境の整備に努めている。

ETECSAは国営企業で意思決定には政府の方針が反映されており、政府はインターネットの利用を徐々に緩和する方針を採っていることが分かる。

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