ミャンマーのOoredoo Myanmarが2020年上半期の業績を発表
- 2020年08月30日
- 海外携帯電話
カタールの移動体通信事業者(MNO)であるOoredooは2020年上半期の業績を発表した。
Ooredooの業績の発表に伴いOoredooの完全子会社でミャンマー(ビルマ)の移動体通信事業者であるOoredoo Myanmarの2020年上半期の業績が判明している。
Ooredoo Myanmarの2020年6月30日に終了した6ヶ月間となる2020年上半期の売上高は前年同期比8.4%増の5億7,960万カタールリヤル(約167億2,817万円)、EBITDAは前年同期比7.1%減の1億2,430万カタールリヤル(約35億8,749万円)、EBITDAマージンは前年同期比4ポイント減の21%となった。
音声通話の需要は低下した一方で、データ通信は前年同期比8%増と需要が増大しており、データ通信の需要の増大に支えられたという。
2020年第2四半期末時点の事業データも公開されている。
移動体通信サービスの加入件数はポストペイド回線が21,184件、プリペイド回線が14,817,929件、合計で前年同期比33.6%増の14,839,113件である。
なお、移動体通信サービスの加入件数のうちポストペイド回線の比率は0.14%、プリペイド回線の比率は99.86%となり、プリペイド回線が圧倒的多数の状況に変わりはない。
2020年第2四半期に限定したカタールリヤル(QAR)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド回線が15.1カタールリヤル(約436円)、プリペイド回線が5.9カタールリヤル(約170円)、総合も5.9カタールリヤルとなった。
Ooredoo Myanmarは2020年上半期の取り組みとしてデジタル化の拡大やカバレッジの拡大を挙げている。
Ooredoo Myanmarが提供するアプリケーションの利用を推進しており、アプリケーションで各種手続きを受け付けるなどデジタルうかは順調に進んでいると説明している。
また、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式では当初の2.1GHz帯(Band 1)に加えて1.8GHz帯(Band 3)も導入していたが、新たに900MHz帯(Band 8)の導入も本格化しており、カバレッジの拡大に有利な900MHz帯を活用してLTE方式のカバレッジの拡大に努めているという。
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