NTTドコモがガラスアンテナで広島テレビを5Gエリア化、日本初に
- 2020年08月09日
- docomo-総合
Hiroshima Television Corporation (広島テレビ放送)、NTT DOCOMOの中国支社、AGCはNTT DOCOMOの中国支社がHiroshima Television Corporationの本社および本社周辺において第5世代移動通信システム(5G)を整備すると発表した。
NTT DOCOMOは2020年3月25日に5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gを商用化しており、提供エリアは順次拡大している。
NTT DOCOMOの中国支社は広島県広島市東区に所在するHiroshima Television Corporationの本社の1階から3階の広島コンベンションホールおよびHiroshima Television Corporationの本社西側の屋外イベント通りであるエキキターレにおいて2020年9月に5Gを整備する。
約1,020平方メートルのエキキターレではアンテナとしてAGCとNTT DOCOMOが共同で開発したガラスアンテナのWAVEATTOCHを採用するという。
NTT DOCOMOの5Gをガラスアンテナで整備する事例は日本で初めてとなる。
ガラスアンテナは無色透明のアンテナで、既存の窓ガラスの室内側に貼り付けて設置できる。
窓ガラスによる電波の減衰や反射の影響を抑制する技術を適用しており、街の景観やデザインを損なうことなく、安定した高速通信を実現する。
Hiroshima Television Corporationの本社および本社周辺における5Gの整備に関する発表に先立ち、NTT DOCOMOとAGCは5Gに対応したガラスアンテナの開発の完了に関して公式に発表していた。
NTT DOCOMOは5Gの周波数としてサブ6GHz帯では3.7GHz帯の3600~3700MHzおよび4.5GHz帯の4500~4600MHz、ミリ波(mmWave)では28GHz帯の27400~27800MHzの割当を受けており、NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn78、4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257となる。
このうち、ガラスアンテナは3.7GHz帯および4.5GHz帯に対応し、2020年内に都市部を中心として日本全国で展開する予定が明らかにされていた。
なお、AGCとNTT DOCOMOは第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応したガラスアンテナをすでに導入しており、2019年10月より商用の環境で使用を開始している。
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