スペインのOrange Espagneが5Gサービスを開始、マドリードやバルセロナなど5都市で
- 2020年09月07日
- 海外携帯電話
フランスのOrangeの完全子会社でスペインの移動体通信事業者(MNO)であるOrange Espagneは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2020年9月7日よりNR方式に準拠した5Gサービスの提供を開始している。
まずはスペインの首都でマドリード州の州都・マドリード市、カタルーニャ州の州都・バルセロナ市、バレンシア州の州都・バレンシア市、アンダルシア州の州都・セビリア市、同州のマラガ市の中心部が5Gサービスの提供エリアとなる。
具体的なスケジュールは公開していないが、数ヶ月かけてほかの都市にも提供エリアを拡大する計画である。
提供エリア内で5Gサービスに対応した端末を使用していれば、追加料金なしで自動的に5Gサービスを利用できる。
5Gサービスに対応した端末としては12機種のスマートフォンを用意しており、韓国のLG Electronics製のLG VELVET 5G、中国のGuangdong OPPO Mobile Telecommunications (OPPO広東移動通信)製のOPPO Find X2 Pro、OPPO Find X2 Lite、OPPO Find X2 Neo、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S20 5G、Samsung Galaxy S20+ 5G、Samsung Galaxy S20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Note20 5G、Samsung Galaxy Note20 Ultra 5G、Samsung Galaxy Z Flip 5G、中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)製のXiaomi Mi 10およびXiaomi Mi 10 Lite 5Gを取り扱う。
5Gの通信方式はNR方式を導入しており、周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯で、NR BandはFR1のn78となる。
3.5GHz帯は2016年に40MHz幅、さらに2018年には60MHz幅を取得しており、合計で1億5,200万ユーロ(約190億8,245万円)を投資して100MHz幅を保有する。
スペインの移動体通信事業者としてはOrange Espagneが最も広い帯域幅で5Gサービスを提供できることを強調している。
これまでに、スペインの移動体通信事業者としては2019年6月15日にVodafone Espana、2020年9月1日にMovistarとして展開するTelefonica Moviles Espanaが5Gサービスを導入した。
そのため、Orange Espagneはスペインで3番目に5Gサービスを商用化したことになる。
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